パーキンソン病の薬が切れると歩けない、、、

パーキンソン病の薬が切れると歩けない、、、 パーキンソン病の改善事例

70代の男性 パーキンソン病歴12年

車椅子で奥様とリハビリにご来店。
最初の無料相談と初回体験で効果に驚き、即ご入会。

(症状)

カラダはしっかり筋肉もあり、運動神経も良い。
でも、少し声が出にくいのでコミュニケーションが難しい。
家の中ですくみ足が多い。

パーキンソン病の多くの方と共通する特徴

・外の散歩は歩けても、家の中ですくみ足になる。

・広い場所は歩きやすいが、狭い場所や暗いところは歩きにくい。

この違いは脳の働きが影響しています。
考えて動くときは大脳が身体の制御に影響を与えています。
無意識な動きは小脳が制御しています。

歩行は典型的な小脳制御の運動です。

猫の大脳を薬殺しても猫は歩けることが実験で確かめられています。

家の中では物の位置やルートを覚えているので無意識に歩いています。
この状態はまさに小脳で歩いています。

パーキンソン病の症状が出る状態では脳への血流の低下などにより脳の機能が低下しているため、危険などを察知する原始的な脳の部位(大脳古皮質など)の影響を大きく受けます。
そのため、体が止まり動けなくなります。

外は危険も多いので大脳も機能しながら慎重に歩いています。
階段が昇りやすいのは、階段も大脳が階段により足を上げる高さを変えるからです。

詳しくは大脳と小脳の関係などをお読みください。

すくみ足の原因は足全体の筋肉の連携の問題と末端の筋肉に問題でした。

この方は足指から股関節までの細かい筋肉の連動が上手くできませんでした。特に足の指は曲がったままでした。足指、足首などをほぐした後に、足全体の連携の調整を行ったところ歩きやすくなりました。

すくみ足のもう一つの原因は、荷重の移動ができないこと

歩行時は無意識で荷重の移動を行って歩いています。
片足の荷重を抜くから足を上げられるのです。
荷重の移動は小脳が制御しています。
パーキンソン病になると小脳が機能低下している状態なので体重の移動が上手くできなくなります。そのため、足を上げれなくなりすくみ足になります。

この方もそのような状態でした。
丁寧な歩行によるリハビリや荷重の移動を意識して行うリハビリにより、すくみ足は減っていきました。

落ち着いて急がないで、体を意識的にコントロールすることが重要です。

男性の場合は動けるようになると動きすぎて転倒したり、疲れすぎる場合が多いようです。
動きすぎると、後日反動がきて動きにくくなります。

調子が悪い時に重要なことは、何が原因で調子が悪くなったかを考えることです。

目先の体調や症状に振り回されないことが重要です。

パーキンソン病は典型的ないくつかの症状があると命名されます。
人により筋肉や脳のバランスや機能低下の部位が異なるため、症状もリハビリ方法も異なるので、それを評価してその方に合ったリハビリ方法を設計する高い技術が必要です。

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