パーキンソン病患者は、なぜ、歩けなくても階段は使える?

パーキンソン病 情報・対策日誌

あなたは、平らな床よりも階段を上る方が簡単ではありませんか?
パーキンソン病患者は歩けなくても、自転車にも乗れるし、走ることもできます。

実は脳の制御が違うのです。

歩行は小脳で行うことがノーベル賞レベルの論文で分かっています。

ですから歩行時は大脳で考え事ができます。
猫の大脳と延髄を薬殺しても猫は歩行ができるという論文もあります。

感覚で無意識に動くのは小脳で動いています。
スポーツのトレーニングは小脳で動くと早く動けるので小脳で動くために行っています。

パーキンソン病になると慣れている自宅で無意識に(小脳で)歩こうとすると足が出ません。でも、外出中は周りを注意(大脳が介在)しながら足を出すので、歩ける方が多いようです。

階段は、高さにより足を上げる高さを変えるので、大脳系で考えて動いています。自転車も複雑な操作があるので大脳で考えます。

つまり、大脳で考えて(意識して)行うとカラダは動くのです

パーキンソン病は普通のカラダの病気とことなり、脳の機能低下も原因の一つと考えられています。実際に小脳などが委縮しているという報告の論文もあります。

パーキンソン病患者が100人いると100人全員の症状が異なります。

スタジオのお客様を見ていると、カラダの筋肉の制御の異常と小脳系の機能低下が合わさった方が多いようです(単純に加齢による機能低下の場合もあり、この場合は早期に回復しています。)

高度の医学も残念ながら万能ではありません。

脳の研究も始まったばかりで、医療として未完成

パーキンソン病は脳の機能低下で自律神経系に影響が出ると、血圧変動や、冬に大汗をかくなどの症状も出ます。

脳が筋肉を制御する仕組みや、異常時にそれを修正する方法は医学的には確立していません。
例)交通事故の後遺症は、普通のリハビリでは、なかなか治りません。

理学療法も進歩していますが、脳や神経の働きはまだ、医学になっていません。

筋肉も医学になっていません!

病院に筋肉科が無いのはなぜでしょうか?
手術後、しびれがある場合も「骨は正常に治っています。変ですねぇ、、、」と言われるケースは少なくありません。

残念ながら整形外科は骨しか見ておらず、筋肉は見ていないようです。
筋肉はバランスが崩れると痛みやしびれが出ます。

医学は対処療法なので筋肉の痛みにはシップぐらいしかできないのです。
腰痛が世の中からなくならないのも同じ理由です。

以前、奥様の付き添いでリハビリに来られたお医者様も「筋肉は習っていない」とのことでした。

表参道セラサイズ・スタジオは脳細胞活性研究所の一部門

脳細胞活性研究所の目的、専門は脳と筋肉の研究なのです。脳や筋肉の研究をもとに最新の運動理論の開発を行い、その成果をパーキンソン病のリハビリに応用しています。

これがパーキンソン病だけでなく、交通事故の後遺症、脳梗塞後のマヒなど各種のリハビリで効果を出せる秘密です。