第2回 日本パーキンソン病コングレス(JPC)にてリハビリのポスター発表

パーキンソン病 情報・対策日誌

2017年4月15日(土)〜16日(日)日本教育会館(千代田区一ツ橋)で行われる第2回 日本パーキンソン病コングレス(JPC)にてセラサイズ開発者である小川 清貴がリハビリのポスター発表とデモを行います。

■ 日本パーキンソン病コングレス(JPC)とは・・
JPCとは、患者・家族・専門医・研究者・医療関係者などパーキンソン病に関わる人々が一堂に会し、情報交換や体験発表を通じて問題を共有し、パーキンソン病についての理解を深め、患者のQOLの向上を目指す集まりです。

■ 日本パーキンソン病コングレス「プログラム・抄録集」より抜粋(P44)

(17) リハ-7 大脳を使う運動セラサイズ・ストレッチによるリハビリ効果

小川清貴
東京農工大学、(社)国際細胞活性協会

【要旨】3年前から東京農工大学で研究中の運動理論「細胞活性ストレッチ理論」を基にした独自のパーキンソン病専用リハビリ(セラサイズforパーキンソン病)を表参道駅前のセラサイズ・スタジオで行って特筆すべき効果が出ている。そのアプローチをご紹介いたします。

【方法】慣れた動きを行うときと慣れてない動きを行うときでは、脳の思考回路が違うことが1972年に伊藤正男氏により報告されているが、考える動きは小脳系で行われる。パーキンソン病患者は小脳系の動きが上手く出来ない。セラサイズは大脳に刺激を入れるために、毎回異なった動きによりより大脳を活性化していくことにより、小脳系の機能を活性化を目指す。

【結果】
最初に身体がほぐれ、次に脳が徐々に機能を回復した。体調には変動があるが、セラサイズ・ストレッチを継続した場合、メニューをテーマに沿った機能については、ほぼ100%のお客様のQOLが向上していた(第三者の映像比較と感想による評価)

【考察】
体の緊張やこわばりを開放する独自技術は開発済みである。しかし、脳の回復は本人の性格や意志など複雑な要素の影響により時間が異なる。自転車に乗れても、降りると歩けないなどの症状から考えると、身体の機能には問題ない。パーキンソン病は病気というよりも小脳系の機能低下と考えている。今回の効果は小脳への血流の回復が貢献していると考えられる。

ポスターセッションでは、当スタジオでセラサイズ・ストレッチを受けたパーキンソン病患者様の発表も行われます。
来店時は表情もない状態でしたが、昨年よりゴルフを再開したとのこと。

当日は開発者である小川清貴が現地でポスター発表を行います。
効果的な最新のパーキンソン病リハビリにご興味がございましたらお立ち寄りください。

セラサイズ・ストレッチの実技「デモ」も行いますのでぜひ、その効果をご体験ください。
スタジオでの体験のお申し込みもできます。

場所は、日本教育会館(千代田区一ツ橋)8階・ポスター会場(805・806)となります。