パーキンソン病の薬を変えることは慎重に

パーキンソン病 情報・対策日誌

クスリの副作用がリハビリの邪魔をする

日々リハビリをしていると、どうしてもクスリのことは避けて通れません。

昨日のお客様は77歳。

僕は「あなたはパーキンソン病ではないと思います」と言い続けている方。
最初はトイレにはいると、トイレを汚してしまうような状態でした。

最近は症状が安定していたのですが、ご家族が探してきた有名大学病院に病院を切り替えました。
最初の診察に8時間かかったそうです。
そして、強い薬をもらって帰り、その後、1週間大騒ぎでした。

しかし、僕のアドバイスで以前のクスリに戻してみたところ、元の安定した状態に戻りました。

この方の目標はクスリをやめてゴルフでエイジシュートすることです。
僕は可能だと思っています。

クスリの増量と変更時の注意点

クスリの増量、変更はどうしても必要な時にだけ、最大限の注意を払って行う必要があります。
安易に変えたり、理由もなく増量すると非常に危険です。

変更が正しかったのか、変えたあとの観察も重要です。

パーキンソン病は全員の症状が違いますから、
どんなに優秀な先生でも、短時間の診察だけでは最適なクスリは選べません。
患者の反応を見ながら調整しています。

パーキンソン病で最悪な医師はクスリを増やしたがる

最悪な先生は「良くなりましたね、ではクスリを増やしましょう」といいます。
治療薬ではないので、クスリを飲み続けても絶対に良くはなりません。

良くなったのはクスリのお陰ではないのです。あなたの努力の成果です。

クスリを中心に考えるのではなく、カラダを悪くしている原因を考えて対策を行い、お体の改善を感じたら、先生に相談して影響のない範囲で自分の責任でクスリを減らすのが正しいと思います。

以前、お客様にご紹介していた中坂先生のクリニックはコロナで残念ながら閉院してしまいました。

いま、別の先生を探しています。
東大系の先生の病院はクスリをあまり出さないので良いと思います。

薬をたくさん出す医師や、副作用にもクスリを追加する医師は避けるべきです。