表参道セラサイズ・スタジオは別名:脳細胞活性研究所としてパーキンソン病の研究をしています。
その研究成果の中で、
パーキンソン病の原因が「筋肉」と「脂肪」のバランスと考えられる方たちがいます。
「筋肉」と「脂肪」のバランスは病院の検査項目には入っていません。
表参道セラサイズ・スタジオの独自の研究成果です。
この条件に該当する方は多くはありませんが、確実にいらっしゃいます。
(確信したこと)
⇒ 筋肉が多く脂肪が少ないためにパーキンソン病の症状が出る人がいる。
通常、筋肉量の調整は食事&運動で行います。
しかし、カラダが予想外の反応をする方が少なくありません。
事例1:50代のパーキンソン病の女性
ある女性で筋肉が非常に多い方がいたので筋肉を減らす試みをしました。
まずは、筋肉を構成するタンパク質を減らす食事に変えてもらいました。タンパク質を、ほとんど取らなかったとのことでしたが筋肉は減りませんでした。
詳しく食事の内容を確認したところ、実は元々食事のほとんどが野菜でした。
更に子供のころから野菜中心の生活であったことがわかりました。今は逆に野菜を減らしてもらっています。
会員の中に同様の方がいないか調べたところ、ほかにもいらっしゃいました。
事例2:70代後半のパーキンソン病の女性
79歳の女性で、入会後に8%も筋肉が増えた女性がいます。
骨格筋率が22%から、ほぼ男性レベルの30%まで増加していました。
動けるようになるにつれて、健康的な食事ということで、野菜がほとんどになったとのこと。
クスリの副作用の可能性もあるのですが70代でも劇的に筋肉が増えることに驚きました!
事例3:70代のパーキンソン病の男性
70代の男性でも野菜を食べた方が筋肉が増える方もいました。
最初、筋肉が足りないのでタンパク質を取るようにお願いしましたが、
ご本人から「野菜を取った時の方が筋肉が増える」とのことで、野菜を増やしました。
すると、本当に筋肉が増えました。
どういうことなのでしょうか?
考えられる仮説
ゴリラ、牛、象、サイなど草食なのに筋肉がたくさんある動物はたくさんいます。
つまり、腸内環境において植物からアミノ酸を作れる細菌を持っているということ。
数年前に大学院のセミナーでヤクルトの中央研究所の研究員のお話を聞きました。
家族でも腸内環境や腸内の細菌は全く違うそうです。
今回の人たちは、腸内に野菜からアミノ酸を作れる細菌を持っているということ?
考察をもう一歩進めると、、、
当たり前?と感じました。
原始時代から考えると、常にバランスの良い食べ物があるとは限りません。
生き物はとりあえず食べられるものを食べて生き延びます。
環境適応して生き延びるしか無かったのです。
限定した食べ物から必要な栄養を作ってくれる細菌と共存して生き延びてきたのです。
ノーベル賞候補の方の研究でカラダの中には、タンパク質の品質に関して、まるで工場のように作ったタンパク質の品質管理の仕組みがあることが報告されています。
もしかしたら、美味しいと思うものを選んで食べるのと同じように
「カラダの中に必要な細菌を増やすような機能や仕組みがある?」
昔務めていた会社に「うどん」しか食べられない先輩がいました。
でも、彼は健康で小太りで結婚もしていました。
同じものを食べても、得られる栄養は厳密には人により違うかもしれません。これが、他人が考えたダイエットをやっても効果がない人がいる理由?
運動も食事も、大事なことは自分のカラダの特性を知るということでしょう。
TVの情報を鵜呑みにしてはいけないということです。
『自分のカラダの使い方を、自分で調べる!』
これがパーキンソン病に限らず、健康寿命を延ばす秘訣でしょう!