パーキンソン病は感覚的に動くと、体は改善しない!

パーキンソン病 情報・対策日誌

パーキンソン病の脳の制御の仕組み

パーキンソン病でお困りの多くの方が、調子が良いと「動けるときにやっちゃおう!」とか「思いっきり動くと気持ち良い!」とか思いがちです。。

でも、その後、逆に調子悪くなっていませんか?

「火事場のバカ力」という言葉があります。通常は出ない力まで緊急時には出るということです。

逆に言うと、通常は脳のリミッターが働いて限界になる少し前で力を出すのを止めています。

パーキンソン病の方の多くはカラダのバランスが崩れたり、脳が機能低下している状態です。すると、脳のリミッターが働かない場合が少なくありません。つまり、通常であれば使っていはいけない部分までパワーや体を使ってしまいます。

そうすると、後で反動が来て動けなくなります。

パーキンソン病は病気というよりも、カラダや脳が機能低下したり、バランスを崩している状態です。(ですから全員の症状が違いますし、調子が良いと動けるのです。)

カラダと脳に負担をかけすぎないで、少し余裕を持って生活することが重要です。

「今日は調子が良いなあ」と思ったら、それ以上動くことはやめた方が良いと思います。

このことは私の研究者としての観察からわかったことです。

少し控えめに動いた方が、体調の変動は少なくなると思います。
(セラサイズのリハビリでは激しい動きや、同じ動きの繰り返しはありません。)

是非皆さん、ご自身で試してみてください。

いままでのカラダの使い方に問題があったので今のカラダがあります。

冷静にご自身の「性格」、「考え方」、「生活習慣」、「カラダの使い方」を見直してみてください。