パーキンソン病用セラサイズZOOMリハビリ会員の皆さんへ

パーキンソン病 情報・対策日誌

セラサイズを行うときの体の使い方のポイント

体の力を抜いて、型だけを真似てもパーキンソン病のリハビリとしては効果が出ません。
その理由は型を再現をしようとすると、力を緩めて型を作ることになります。
楽に型を作れる人には刺激が入りません。
逆に頑張らないと型ができない人には、刺激が入りすぎます。

柔軟性には個人差があるので、適切な刺激になるとは限らないのです。

力を入れて指定部位を固定しながら、動くと使う筋肉が変わる

型はうまくできなくても、指定の場所や体幹に力を入れて動かせる範囲を動かすと刺激が入り、使える筋肉が増えたり、筋肉や脳神経の調整の効果が出ます。

脳から出る筋肉への命令も変わっています。

毎回、知らない動きを行うのは、いつもの筋肉では動けないようにするため。

大脳に使える筋肉を探させるためです!

体は高い汎用性を備えています。
しかし、脳はできるだけいつもの筋肉で動こうとします。
無駄なエネルギーを減らすために、できるだけ筋肉を減らしたいのです。

古代から栄養が不足しても生き残ることが必要だったからでしょう。

リハビリで重いものを持っても、脳の血流は上がらない

筋トレは筋力が不足している時には有効です。
しかし、使える筋肉は増えないのです。

繊細な動きや制御で脳の血流が上がり、使える筋肉が増えます

セラサイズを行うときも、足の位置や、動かさないで止める体幹への意識と細かい制御が重要です。
無意識で動くと、動く部位に意識が行って、固定すべき部位への意識が抜けて力も抜けます。

力を入れて動かさないと神経にも筋肉にも刺激が入りません。

いろいろな筋肉を使うことが負荷よりも重要なのです。
しかし、いろいろな筋肉を使うことは非常に難しいのです。
それを実現しているのが、最新運動理論でできているセラサイズだけです。

これが、パーキンソン病の症状を改善している理由なのです。